はじめに
開発を進めている際、Laravelのマイグレーションを実行したところ、「Cannot declare class X, because the name is already in use」というエラーが発生することがあります。
今回は具体的な解決策をいくつか紹介します。
エラーの原因
エラー内容を詳しく見ると、クラス名での衝突が起きていることがわかります。
このエラーは、同じ名前のクラスが2つ存在することによって発生します。
特に、異なる日時で作成されたマイグレーションが同じ名前を持っている場合にこのエラーが発生する場合があります。
解決策
1. マイグレーションファイルの重複確認
まずは、同じ名前のマイグレーションファイルが2つ存在しないか確認します。
ターミナルで以下のコマンドを実行して、該当のクラス名を検索します。
grep -ri 'XXX' database/migrations
これにより、重複しているファイルが見つかれば、それが原因であることがわかります。
2. Composerのキャッシュのクリア
Composerの内部のクラスオートローディングの問題でこのエラーが発生することもあります。
この場合、以下のコマンドを実行してみてください。
composer install
3. 同一ファイル内のクラス宣言の確認
同じファイル内で同じクラスが2回宣言されていないか確認してください。
4. インストールしたパッケージの確認
あるパッケージ内に同じクラス名を持つマイグレーションが存在することが考えられます。
以下のコマンドで該当するクラス名を検索してください。
grep -ril 'XXX' vendor
もし見つかった場合は、新しいマイグレーションを作成し、現在のマイグレーションの内容を新しいものにコピーして、元のものを削除します。
以下のコマンドで新しいマイグレーションを作成できます。
php artisan make:migration xxx_table_custom
さいごに
「Cannot declare class」エラーは、複数の原因が考えられるため、上記の解決策を順に試して問題を特定・解決してください。
正確な原因を把握することで、スムーズな開発を進めることができます。
参考
Error migrations: Cannot declare class X, because the name is already in use